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野菜や農産物の「工場化」ってどういうこと?
レタスやほうれん草などの野菜や、バラなどの花木を「ハウス栽培」されている方も、ある意味「工場化」に分類されるのでしょうが、今回の「工場化」は主に「水耕栽培」についてお話したいと思います。
従来通りに土を耕し種をまき野菜や花木を育て、収穫するという農業のかたちは続いています。
いわゆる「土壌栽培」というやり方ですが、天候や害虫などの影響を受けやすく、その年によって収穫がよかったり悪かったりというデメリットがあります。
それにたくさんの野菜や花木を育てようと思えば、広い土地も必要になりますよね?
でも「水耕栽培(養液栽培)」は字のごとく、土がなくても野菜や花木を栽培できるのです。
その「水耕栽培」と農産物の「工場化」と、どういう関係があるの?という疑問についてお話ししますね。
先ほどお話ししたように「土壌栽培」の場合は、たくさんの野菜や花木を栽培しようとすると広大な土地が必要になります。
しかし「水耕栽培」の場合は、工場のような建物の中で大量に栽培することができるのです。
んっ?建物の中だと太陽の光が入らなくて植物は育たないんじゃ?と思われました?
さすがです!そうなんです!!
植物は「光合成」によって生育していくものですから、光がなければ育ちません!
しかし、現在の「水耕栽培」の技術はかなり進歩しており、太陽光の代わりに「LED」などを使用し光合成を促進しているのです。
建物の中で栽培できるということは、天気の影響を受けないで済みますし、害虫や天敵の攻撃に遭うことも無くなります。
ということは「無農薬」での栽培が可能になりますね。
これは消費するわれわれにとって有難いことだとおもいませんか?^^
ここまでお話しすると「水耕栽培」はメリットしかないの?と突っ込まれそうなんで、デメリットについてもお話ししますね。
まず一つは「水耕栽培」でなんでも栽培できるのか?という点ですが、ジャガイモや大根などの根菜や、稲や麦などの穀物類は栽培できません。
あと一番のデメリットといってもよいかもしれませんが「設備投資」が非常にかかる!ということです。
「水耕栽培」のメリットはわかったから、是非やってみたい!と思っても「設備投資」の壁を乗り越えなくてはなりません。
しかし悲観することはありません!
農林水産省は農産物の「工場化」を積極的に発展させる取り組みをしています。
導入するための「補助金」や技術・研究開発などへの支援策など、国でも積極的に展開しているのです。
あなたも安全・安心な農産物の安定供給に、これからの新しい農業のかたちを実践してみてはいかがですか?
興味のある方は、是非、検討してみてください!^^